陰キャワイが友人に連れられてクラブに行った話
はじめに
こんにちは、ユズノです。
久方ぶりのブログです。見ていってくだされば幸いです。
まずそもそも陰キャとは何でしょうか?
正直私は陰キャという言葉はあまり使いたくないのですが、なにぶん私の特性をよく表しているのでついタイトルにも入れてしまいました。
陰キャとは私のように、少しコミュニケーションが苦手だったり、引きこもりがちな人のことを言う俗語だと勝手に考えています。
だから決してヲタク=陰キャではないのです。
まあ私はいわゆるヲタクなんですけども。
……前置きが長くなりまして申し訳ございません。当記事は陰キャがクラブというパリピの巣窟に行くとどうなるかという実験記事です。どのような人であろうが、クラブに興味があったり、結果が知りたいという方は是非見ていってください。それでは。
なぜクラブへ?
そもそもなぜクラブに行くことになったのか。それは1人の友人がきっかけです。大学生活1番最初のころ、私は「脱陰キャ」を目指し、見た目や服装に気を配りました。その結果同じ学部の友人ができ、彼とは大学4年間を共に過ごしました。彼はいわゆる陽の者に属するので、当時の私はひたすら彼のことを「すごいなー」っていう目で見ていました。また彼はヲタクとかそういうことに関して否定しないタイプだったのも今考えればすごくありがたいことだったと思います。しかしコロナで一時期会わなかったその間に彼はクラブ通いになっていました。というのもその友人の友人がクラブに通っていたらしく、彼曰く「そいつにクラブの楽しみ方を教えてもらった」とのこと。そしていつの日か、「(筆者)を絶対クラブに連れて行ってやる。」と言うようになっていました。それが私がクラブに行くきっかけとなりました。
クラブって?
「クラブって何なんだろう。」という疑問が当然私に降りかかりました。彼はクラブで女の子を持ち帰ったことがある、という経験談をしてくれました。わーお。でも成功率は30%ほど、らしい。*1私は女性経験が少ないのでただただ圧倒されるばかりでした。「クラブって何するところなの?」という疑問をぶつけたら、「なんかノリにのってその場の感じで」というとても曖昧な回答しか得られませんでした。とにかく行ってみるっきゃない!と覚悟を決めて私は彼とともにクラブへと向かったのです。
いざ入店
どこにあるんだろう?と思って友人についていったら、「まずはコンビニで酒飲んでから」と言って街近くのコンビニへ。そこで私は「酒はまだいいや」と遠慮しました。友人が酒を飲むのを横目に(「それらしき建物はないんだが??」)と思っていました。それから友人は「クラブに入るとマジで声聞こえんから」と忠告してきました。「ゲーセンくらい?」と聞くと「いや、もっと」と言われました。私が行ったクラブは相席飲み屋の裏手にありました。
いざ中に入るとなんか近未来感あるつくり………。事前に「そのお店のインスタをフォローしておけ」と言われていたのでインスタのフォロー画面を見せると、店員さんは「お1人様千円です」と言いました。
意外と安いな!?
というのが率直な意見でした。もっとこう3000~4000円入るだけで使うんかな………とか思っていたので、ラッキー♪とか思っていました。そして成年にだけ押す、ライトを当てると浮かび上がるタイプのスタンプ(日本語不十分)を押してもらい、ドリンクチケットを1枚もらって入場しました。
中の構造と入った感想
店内に入って最初に思ったのが「いや、音ゲーめっちゃやってるみたいやん」でした。内装がVRっぽい空間で、音楽がガンガン鳴ってるからだったと思います。まずはドリンクチケットでカシスオレンジを頼みそれを片手にただただガンガン鳴る音楽を聴いていました。
これは余談ですが、事情により、スーツでクラブに入っていたので、クラブのボーイさんから「お仕事帰りに来たんですか?」と聞かれました。違う、と答えると、
「お兄さんVIPになりませんか?」
いやいやいやいや。今日初めてでVIPになるやつがあるか、と思いながら、「私には無理ですよー。アハハー………」と言ってその場を去りました。
入ったのが21時くらいだったためか、まだお客さんは少ないようでした。友人は1人でいる女の子に話しかけていました。いやいやいやいや。早くない?でもここでひよってちゃ何のためにここに来たかわからん!と思い、私もその子に話しかけてみました。
「クラブはよく来るんですか?」
「いや、あんまり………」
会話が続かないなぁ!?
え、何コレ。難易度おにじゃん。こっからどうやれっちゅうねん。私は気まずい感じになったのを察して、そそくさと友人のもとへと移動しました。
だんだんと盛り上がりを見せてきて………
夜10時。普段の私ならば、布団の上でアニメを見ていることでしょう。しかしここは今クラブ内。そんなことできるわけもなく、友人の後をついて回る金魚の糞のようになっていきました。そんな中、友人がある男性と親しげに話している様子を発見。何事だろうかと寄って話を聞くと、友人は「クラブで3回くらい出会って仲良くなった」と言うんだからびっくり。そんなことできるんか………と呆然となりました。その男性(同い年ぐらい?)はクラブを
「バカの集まり(意訳)だから気軽に楽しんでこーぜ!」
と言いました。直球。というか初対面の相手にここまで親しく、かつ優しく接してくれるんだから、「これが本物のパリピか………」と圧倒されました。住んでいる世界が違いすぎて、私には理解が及びませんでした。
これはワンチャンある………?
だんだんクラブの雰囲気がわかってきた、と同時に、知らない音楽に合わせて体を動かすのってこんなにも苦行なんか………とも思い始めてきた時。だんだん酒が回ってきたのか、特に女の子に話しかけるのにもためらいが少しずつなくなっていきました。事前に友人からは「大体女の子は2人組で来て、断るときは『友達と一緒に帰るから………』って言うから」と注意されていました。そんな中、友人が2人組の女の子たちに声をかけていたので会話に混ざることに。女の子Aはクラブ慣れしていたのだが、女の子Bは今日が初めてとのこと。これも友人から事前に注意を受けていたのが、「常連には手を出すな」でした。初めてって私と一緒じゃん!と4人で盛り上がっていきました。しかも女の子Bはなぜかわかりませんが私の身体にすり寄ってくる形で姿勢をとっていました。
めちゃくちゃドキドキした(童貞並感)
これはクラブを抜け出すルート来たか………?とか思ってしまいました。友人がトイレに行っている間に女の子Aに聞いてみました。
「この後って予定ある?」
「友達と帰る」
テンプレ回答でした。でも事前に友人から聞いていたおかげか、そんなにダメージは受けませんでした。そのことを友人に伝えると、「まあ、そんなもんよ」と言われました。
教訓
クラブで女の子といい感じになるのが死ぬほど難しいと分かったところで。そろそろ夜も0時になる頃。紙が配られました。何かと思うと0時になった瞬間に紙を散らばらせるのだそう。「(筆者が)きつそうだから紙撒いたら帰ろうぜ」と友人に言われました。やっぱり、ここが私のいる場所ではない、と勘づかれたんでしょうかね。それでも帰るタイミングは私が決めていいと言われたので、あと1時間耐えることにしました。友人が「さっきの女の子2人組とインスタ交換したら帰る」と言ってきたのでそうすることに。友人がインスタ交換しているのを横目に(「私もやるべきなのか?どうする?」)と考えていたら女の子Aが「バイバイ」と言ってきたので「諦めよう」と思って帰路につきました。
友人は「いや、ホント俺の力不足や」「(筆者を)楽しませられんかった」と嘆いていましたが、一生モノの経験をさせてくれたことには本当に感謝しています。
得られた教訓としては
- マジで耳元で喋らないとなんて言ってるかわからん。(周りの音楽がうるさすぎて)
- ドリンクが一杯500円なので、お金が湯水のようになくなっていってしまう
- ヒップホップとかの音楽を知らないと、音楽にノるのは苦しい
- クラブ通いの女の子は男の扱いに長けている
などでしょうか。ちなみに友人がインスタを交換した女の子Aは友人のインスタのフォローを早速解除していたみたいで「怖ぇ………」と思いました。
個人的な感想としては「ヲタク向けのクラブがあったら行くのに」でした。
アニソンとかガンガン流してくれたりしたら、めっちゃ盛り上がるのになーって感じです。
最後に
いかがだったでしょうか。少しでもクラブってこんななのかーってわかっていただけたり、暇つぶしになったりしたのなら幸いです。ちなみにこの後「遊び足りないや!」といって風俗街に行ったもののもう営業時間を過ぎていて空しくなったのはまた別のお話………。
次のブログ何書こっかなー。また1年後とかなのかなー。
ではでは今回はこの辺で。